透明テーブルマットを選ぶときに、「テーブルに密着して空気が入らないか」は気になる点のひとつです。
マットとテーブルがぴったり密着すると、ところどころに空気が入ったような斑模様が出て、見た目が気になることがあります。そのため最近は、テーブルと接する面に細かな凹凸、いわゆるエンボス加工を施した「非密着加工」のマットも多く見られます。
一方で、非密着加工はすべてのテーブルに必要なわけではありません。特に、表面がさらっとした木製テーブルなどは、天板自体にわずかな凹凸があるため、非密着加工がなくても密着しにくいです。また、非密着加工なしのマットには、透明感を保ちやすく、テーブルの上でズレにくいという良さもあります。
この記事では、非密着加工なしのマットが向いているテーブル、注意が必要なテーブル、非密着加工あり・なしの違いについて説明します。
目次
密着はなぜ起きるのか
密着は、マットの表面とテーブルの表面がどちらも均一で、空気の逃げ道が少ないときに起こりやすくなります。
たとえば、ガラステーブルや鏡面仕上げのテーブルは、表面に凹凸がほとんどありません。
そこに表面が平らな透明マットを敷くと、マットと天板の間の空気が抜けにくく、密着しているところと、空気が残ってしまっているところができてしまい、斑模様のように見えることがあります。
当店でも、密着についてお問い合わせをいただくケースは、写真で確認すると、光沢のある仕上げのテーブル、ガラス、レジンなど、表面が均一な天板であることが多いです。

非密着加工とは
非密着加工とは、マットが天板にぴったり張り付いてしまうのを防ぐための加工です。
マットのテーブルと接する面に細かな凹凸をつけることで、マットと天板の間に空気の逃げ道を作ります。
これにより、ガラス、大理石、鏡面仕上げ、光沢の強い塗装テーブルなどでも、密着による斑模様が出にくくなります。
密着が心配なテーブルには、非密着加工があるマットが向いている場合があります。
天板が均一な場合は、マットの方に凹凸があるものを選ぶことで密着を防げます。

木製テーブルでは密着しにくい場合が多い
一方で、すべてのテーブルで密着が起きるわけではありません。
最近販売されている木製テーブルは、塗装がされていても、木材本来の肌触りを残したような、さらっとしたマットな仕上がりのものが増えています。このような天板は、ガラスのように完全に均一ではなく、表面に細かな凹凸があります。
そのため、非密着加工のないマットを敷いても空気の逃げ道があり、密着して見た目が悪くなることは起きにくいです。

実際に、当店の透明テーブルマットを木製のさらっとした仕上げのテーブルに敷いた場合、密着して斑模様ができてしまうというお問い合わせは、現在のところありません。
木製でも光沢のある塗装テーブルは注意
ただし、木製でも注意が必要な場合があります。
たとえば、一昔前によく見られた、天板にツヤのある塗装が施されたテーブルです。
木目は見えていても、表面がつるっとして光沢がある場合は、マットと天板の面がぴったり合いやすく、空気が抜けにくいため、密着による斑模様が出ることがあります。
ポイントは、天板の素材よりも、天板表面が「つるつる均一か」「さらっとして細かな凹凸があるか」です。
非密着加工なしのマットの良さ
非密着加工なしの透明テーブルマットには、次のような良さがあります。
透明感を重視しやすい
非密着加工のマットは、密着を防ぐためにマット表面に細かな凹凸があります。商品によっては「透明」と書かれていても、凹凸の影響で少し曇って見えたり、天板の木目がぼやけて見えたりすることがあります。
非密着加工なしのマットは、表面に凹凸加工がないため、テーブルの木目や色味をきれいに見せたい方に向いています。
当店の透明テーブルマットは、厚さ2mmの高透明タイプです。テーブルを保護しながら、天板の雰囲気をできるだけ損ないたくない方に選ばれています。
テーブルの上でズレにくい
非密着加工のマットは、マットと天板が接する面が少なくなるため、テーブルの上で滑りやすくなることがあります。
特に、もともと密着の心配が少ない木製テーブルに非密着加工のマットを敷くと、マット側にも天板側にも凹凸がある状態になり、接地面が少なくなるため、ズレやすさにつながります。

天板側に凹凸がある場合は、マットは表面が均一なものにすることで、マットとテーブルの接地面が増え、ズレにくくなります。
マットに凹凸がなくても、天板側に凹凸があるので、密着が起こりにくいです。

もちろん、マットの大きさやテーブルの使い方によっても差はあります。4人掛け程度の大きなダイニングテーブルであれば、通常の使用や軽い拭き掃除で簡単にズレることは少ないです。
ただし、小さなサイズのマットや、強く力を入れて拭く場合、敷き始めでまだマットがテーブルになじんでいない場合は、ズレやすく感じることがあります。
非密着加工なしのマットが向いているテーブル
非密着加工なしの透明テーブルマットは、次のようなテーブルに向いています。
- 木製テーブル
- さらっとしたマットな塗装のテーブル
- 木目や天板の質感をきれいに見せたいテーブル
- 密着よりも透明感を重視したい場合
- マットのズレにくさも重視したい場合
特に、表面に細かな凹凸がある木製テーブルでは、非密着加工がなくても密着しにくいことが多くあります。
注意が必要なテーブル
次のようなテーブルでは、非密着加工なしのマットを敷くと密着が起きる可能性があります。
- ガラステーブル
- 大理石調、石材調のつるつるした天板
- 鏡面仕上げのテーブル
- 光沢の強い塗装テーブル
- レジンテーブル
- 表面がつるつるで均一なテーブル
これらのテーブルは、マットと天板の間に空気の逃げ道ができにくいため、密着による斑模様が出る場合があります。
密着が心配な場合は、購入前にテーブル表面の仕上げを確認することをおすすめします。
まとめ:非密着加工なしが悪いわけではなく、テーブルとの相性が大切
透明テーブルマットは、非密着加工があるものの方が必ず良い、というわけではありません。
ガラスや鏡面仕上げのような、表面が均一でつるつるしたテーブルには、非密着加工があるマットが向いている場合があります。
一方で、木製でさらっとした仕上がりのテーブルでは、非密着加工がなくても密着しにくいことが多く、透明感やズレにくさを重視するなら、非密着加工なしの透明マットが合うこともあります。
当店の透明テーブルマットは、非密着加工を施していない、高透明の厚さ2mmマットです。1mm単位でサイズを指定できるオーダーカットに対応しているため、テーブルに合わせてすっきり敷きたい方におすすめです。
密着が不安な場合は、ご使用予定のテーブルが「ガラスのようにつるつるしているか」「木材の質感があるさらっとした仕上げか」を確認してから選ぶと安心です。
よくある質問
Q. 非密着加工なしのマットは必ず密着しますか?
A. 必ず密着するわけではありません。木製テーブルで表面がさらっとした仕上がりの場合は、天板に細かな凹凸があるため、密着しにくいことが多くあります。
Q. ガラステーブルにも使えますか?
A. ガラステーブルは表面が均一で空気の逃げ道が少ないため、非密着加工なしのマットでは密着が起きる可能性があります。見た目が気になる場合は注意が必要です。
Q. 非密着加工ありのマットとなしのマットはどちらがよいですか?
A. テーブルの種類によって異なります。ガラスや鏡面仕上げのテーブルには非密着加工ありが向いている場合があります。一方、木製でさらっとした仕上げのテーブルでは、透明感やズレにくさを重視して非密着加工なしを選ぶ考え方もあります。











長谷川 順