4辺が曲線のテーブルマットについて、
「測定方法・注文方法」をご案内します。
(2辺だけが曲線のオーダー方法はこちら)
4辺が曲線のテーブルにマットをオーダーされたお客様の写真
(4辺曲線のオーダー事例はこちら)
はじめに(測定方法、図面の書き方)
当店は、お客様がご自身でテーブルサイズを測定いただき、ご注文時にサイズを明示していただくオーダー方法を採用しています。
四角い長方形や円形のテーブルマットでしたら、縦横や直径のサイズをご指定いただくだけで簡単にオーダーいただけます。
しかし、
4辺がカーブしているテーブルのマットをオーダーしていただくには、カーブの曲線のサイズをお客様が測定いただく必要があります。
そして、オーダーの際には、サイズを入力した図面が必要です。例えば、次のようなRサイズが入った図面です。
(※2辺だけ曲線の場合は図面不要。2辺曲線オーダー方法)
曲線サイズを測定して、図面を書くのは、難しく感じるかもしれませんが、このページで説明する部分のサイズさえ分かれば、曲線のサイズは自動計算で出せるので簡単です。
これから、
4辺曲線のマットの注文について、
(1)曲線Rの算出方法
(2)辺の測定方法
(3)丸角の測定方法
(4)オーダー方法
を順に説明していきます。
出来る限りわかりやすく、説明していきますので、飛ばさずゆっくり理解しながら読んでいただければと思います。
ご注意(該当する形状)
ご説明する測定方法等は、辺の曲線が一定である形状を前提にしています。辺の曲線が一定ではなく不規則な曲線形状(たまご型、ラグビーボール型、レモン型など)のテーブルは該当しません。
(1)曲線Rの算出方法
曲線や弧のカーブのサイズをR(アール)と言います。
曲線のカーブのRを出すためには、
「かまぼこ」を横から見るように、カーブを山なりにして、「底辺と高さ」が分かればRを出すことができます。簡単ですね。(計算の方法はあとで)
Rをご理解いただくために、補足です。
Rとは、円のカーブの大きさを表すもので、円の半径と同じになります。
直径20mmの円の場合、
「半径10mm=R10mm」です。
1円玉の大きさが半径10mmなので、1円玉の円のカーブは、R10mmです。
テーブルの辺のカーブの丸みも、円の弧の一部分です。
円の弧の一部が切り取られているとイメージしてください。
Rは、円のカーブの大きさで半径と同じ、
Rは、弧のカーブの「底辺と高さ」から計算できます。
(計算方法はあとで)
(2)辺の測定方法(底辺と高さ)
次に、実際のテーブルから、底辺と高さを測る方法をご案内します。
弧の底辺(w)をイメージするとき、
テーブルの辺(曲線)の端から端までの長さを思い描く方も多いと思います。
それも正しい底辺です。
加えて、曲線(弧)のどの部分を切り取ってもカーブの大きさの「R」は同じです。
テーブルの辺の曲線も、端から端までではなく、弧の一部分だけを測れば、Rを計算することができます。
測定のために用意するもの
「弧の底辺」を設定するために、長さ30cmぐらい、もしくはそれ以上の長さの真っすぐな線となるものを用意してください。
真っすぐな直線を弧の曲線に当てて、弧の底辺にします。
長めの定規やA4用紙などの紙でも構いません。もっと長い直線の方が測りやすいかもしれません。
仮に、A4用紙を使った辺の曲線の測定方法をご紹介します。
下の図のように、A4用紙の角をテーブルの曲線にあてて、A4用紙を弧の底辺にします。
用紙を当てて固定し、「高さh」を測ります。
セロハンテープを利用するなど、工夫して底辺wを固定してください。
底辺が一定であれば、Rはどこも同じはずなので、辺のどこに当てて測定してもOKです。
A4用紙を当てた場合の「高さh」は、テーブルの形状によりますが、とても短いです。高さhは1mm~5mm前後ではないでしょうか。
弧の底辺となるA4用紙の幅wは297mmなので、これに高さhの長さがあれば、自動計算フォームでRを出すことができます。
[測りやすくするために]
A4用紙では、高さhが短すぎて分かりずらいこともあると思います。もっと大きい紙を当てると、高さhを測りやすくなるかもしれません。
(A3用紙や新聞紙などなど、底辺となるものであれば紙でも何でもOKです)
[間違いがないように]
紙などで底辺を設定しての測定方法は、ちょっとした測り方のずれで正しいRの値を出せていないかもしれません。
繰り返し複数回、測定してください。このとき、測定する弧の位置を変えて測ったり、底辺の長さ(底辺となる紙の大きさ)を変えて測定することをお奨めします。
底辺の長さが変われば、高さも変わりますが、Rの値は同じになります。
何度か測定して、底辺wと高さhをメモしてください。
[Rの自動計算]
底辺wと高さhが分かれば、曲線Rを計算することができます。
計算は自動計算フォームがあるので、こちらで底辺wと高さhを入力してください。
(単位は全てmmで入力してください。Rもmmで算出されます)
R自動計算フォーム
参考:辺のカーブが緩やかなほど、大きな円の弧になのでR値も大きいです。
R5000mm、R10000mmを超えることも珍しくありません。
この写真のRは、
短編はR3000mm、長辺はR10000mmです。
4辺曲線マットのオーダー事例を見る
(3)丸角の測定方法
4辺が曲線で、且つ、四隅の角が丸角の場合、この丸角のサイズも測定する必要があります。
丸角の測定について、
これまでRの計算方法、曲線の測定方法を順にご説明してきましたので、
曲線のRは、「底辺と高さ」で分かることはご理解いただけたと思います。
丸角のRも基本的には同じで、「丸角の底辺と高さ」を測りだせれば、Rの自動計算フォームでRの値を知ることができます。
ただし、辺と辺が曲線で、その間にある丸角は、形状によっては底辺と高さを測りにくい場合があります。
測りにくいため、測り間違えも充分にあり得ます。
マットをオーダーして、出来上がったマットが角に合わない、そのようなリスクがあることをご承知ください。
[丸角サイズの確認]
丸角のR値がでたら、そのRが正しいのか、Rは円の半径と同じなので、そのRの円の丸みを用意し、丸角に当てて合致しているかで確認することができます。
その確認方法を2つ紹介します。
1つは、当店のR測定定規をプリントアウトして当てる
(R定規は直線テーブル用なので参考として利用ください)
もう1つは、Rサイズ(=半径)と同じ円をコンパスなどで自作して当てる
(4)4辺が曲線のマットのオーダー方法
4辺の曲線のマットをオーダーするためには、通常のオーダーと、異なる点が2つあります。
1つ目は、図面が必ず必要。
2つ目は、追加加工料金が必要。
図面の書き方と、オーダー方法をご説明します。
[手書き図面の書き方]
まず、鉛筆でテーブル形状に近い四角を書きます。(鉛筆で書くのは、あとで消すためです)
次に、ボールペンで曲線を加えていきます。
曲線テーブルが出来上がりました。(鉛筆で書いた中の四角は消してください)
測定したサイズをmmで書き加えてください。
必用な情報は、次の4つです。
1.縦×横の最大寸法
2.長辺のRサイズ
3.短編のRサイズ
4.丸角のRサイズ
(※丸角が不要の場合は「丸角なし」と記載必須。少し丸みを付けたい場合は、R3mmまたはR5mm等、お好みで選択してください)
図面の送り方は、
完了した図面を携帯カメラ等で撮影して、ネット注文完了後にメール添付で送付してください。
[ネットでのオーダー方法]
該当サイズの「マット」と「追加加工」の2つ商品をカートに入れて注文してください。
まず、該当サイズのマットをカートに入れます。
ネットの価格表から、マット縦横の最大寸法に該当する商品を選択して、カートに入れてください。
短編・長辺のサイズ入力欄では、
マットの短編と長辺の最大寸法を入力してください。
丸角指定の欄は、
該当するサイズがあれば選択してください。該当するサイズがない場合、注文のシステムの都合で、選択が必須ですので「なし」を選択してください。別途送付の図面に記載の丸角サイズを優先します。
変形型のサイズの指定欄に、
4辺曲線のマットで、別途、図面をメール送付する旨を必ず書いてください。
[書き方の例]
4辺曲線のマット、丸角はR○○mm、図面をメール送付します。
以上、入力出来ましたら「カートへ入れる」ボタンをクリックしてください。
次に、「追加加工」をカートに入れます。
該当のマットをカートに入れたのち、どのページにもある「追加加工」のタブをクリックして、
「追加加工」商品をカートに入れてください。数量は「1」です。
こちらです→追加加工料
2つの商品(マットと追加加工)がカートに入れば、間違いがないことを確認し、注文手続きを完了させてください。
ネット注文完了後、図面をメール送付して注文は完了です。(銀行支払いの場合は、入金が必要です)
ご注文内容に不備なく、入金も完了していましたら、4営業日でマットを出荷いたします。
4辺が曲線のマットの測定方法・注文方法のご案内は以上です。
4辺が曲線のマットは、ご案内のとおり、お客様が採寸して図面を用意することが条件となります。
測定まちがい、書き間違いにご注意してオーダーください。
仮に、間違いによる商品サイズの誤差がでましても、交換・返品は承れません。
また、ご注文時は商品の仕様、注意事項・同意事項を必ず確認してください。